
今まで読んだ本の中で一番恐い本でした。
初めて目にした晩は、夢見が悪くて、一晩に数度もうなされて、安眠できませんでした。
この作者は10月7日に暗殺されてしまい、そのニュースでこの本を知ったのですが、本の中ではまるで作者が生きているように語り掛けてきます。その彼女が今はもういないと思うと一段と恐さが増します。
チェチェン紛争に関係して劇場占拠事件や学校占拠事件が起こりましたが、何故あのような事が起こってしまったのか、チェチェン紛争は何故起こっているのかが少しわかりました。
チェチェンでは石油が採れます。イラクも同じですね。
チェチェンではロシアの軍とチェチェン抵抗勢力の絡み合った問題があり、民主化がうまくいかなくて、こじれてしまったのだそうです。
チェチェンでは全く食べる物がなくて、愛する人を奪われて、人の気持ちがすさんでしまっているそうです。
国連もマスコミも何も入れないから終わらない。

今、『けがつ(凶作)の子』という本を読んでいます。これは昭和10年、青森県で凶作が続いた時の話です。
食べ物がなく子供が下を向いている状況を、その気持ちを書かせる事”綴り方”で前向きな考えを持たせていく話です。
民主主義がうまく稼動していなかった時代。小作人を応援している人達は共産主義だと捕まり、なぜ『けがづ(凶作)』が起こるのか、わからないから勉強するのだと子供達に教えている主人公も身の危険を考えます。
この時代の貧しさが『2,26事件』につながっているのだそうです。そしてその意図に反して軍部が力を持っていきました。
飽食の日本に居て、食べ物がない状況に心を寄せて欲しくて、今息子と共に読んでいます。