『指輪物語』のような壮大な国の興り的スケールで、『ローワンシリーズ』のような雰囲気を持った本です。 『ローワンシリーズ』の作者は『デルトラシリーズ』も書いているオーストラリア人です。 上橋菜穂子さんはアボリジニ研究をしている人なので、同じような雰囲気を感じるのかもしれません。 「面白くて一気に読んでしまう」と知人数人が言っていましたが、正に。 主従関係に当たる2つの民族の存亡をかけた物語。 戦いの為に育てられている”闘蛇”の医師の母は、闘蛇10頭を死なせた罪で処刑されてしまう。。のちにエリンは母が助かる事も出来たのに自らその道を選択した事を知る。 ・闘蛇に与える栄養ドリンク<特滋水>の秘密。 ・よそ者であった母の出身である”霧の民(アーリョと読ませる)”がさすらいの民族になった秘密。 蜂飼いに育てられたエリンは野生の王獣に魅せられ、王獣の医師になる。 「王獣は決して馴らしてはいけない」という規範を知らなかったエリンは王獣を自然に近い環境で育ててしまい、神聖な国である”リョザ神王国”の真王(ヨジェ)とその国防を担う大公(アルハン)の争いに巻き込まれていく。 国の興りに関する秘密や不思議な漢字の読ませ方で、気が付くと登場人物と共に呼吸しています。 |
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